Youth Camps & Exchange YCE

高校２年の冬休みにイタリアへ行った。
それは自分にとって初めての海外で、行く前は不安が大きかった気がする。イタリアに着いてからは、本当にいろいろなことがあった。トラブルも多かった。荷物は、いわゆるロストバゲージで一週間手元に届かないし、日本にいてほとんど風邪も引いたことがないのに、着いて早々に熱を出し丸一日寝込むし、何年か振りに行った歯医者はイタリアだし・・・。でも、すごく楽しく充実していた。不安な気持ちはホストファミリーや、一緒にイタリアへ行った日本の派遣生との交流によりすぐになくなった。

一緒に行った日本人は魅力のある人ばかりだった。自分が最年少だったのだが、みんな目的や目標があり、話を聞いてたくさん刺激を受けた。

イタリアでは主に観光をしていた。日本では見られないような建物や景色を見て、食べ物を食べ、日本との違いには驚かされてばかりだった。最初は時間がゆっくりに感じていたが、１週間、２週間と経つにつれて、どんどん速く感じられた。

具体的には、シチリア島を回り、アッシジ、ベネチア、ピサ、ローマに行った。本当にきれいで、教科書や観光ガイドでしか見ないような、コロッセオやトレヴィの泉などに行った時には、かなり感動した。

ホストファミリーも、二家族ともとても良くしてくれた。自分みたいな、英語も大して話せない者でも温かく受け入れてもらえた。家族の一員として、短い間ではあったが、一緒に過ごせて本当に良かった。

一緒の旅仲間として、オーストラリア人たちがいた。大学生の多い日本人と違い、自分と同じ年齢の人が多かった。国際色豊かで最初は驚き、戸惑っていたが、慣れていくうちにみんなと話せるようになり、会話を楽しんでいた。

４日からのキャンプでは、インド、メキシコ、ブラジル、ニュージーランドの人が増え、さらにグローバルになった。慣れていたせいか、すんなりと打ち解けあえた。